給湯器を長く使い続けるために大切なことの一つが、定期的なメンテナンスです。
実際に、メンテナンスを十分に行っているかどうかで、給湯器の寿命に3年以上の差が付くケースもあります。
そこで今回は、オール電化住宅の普及に伴い需要が増しているエコキュートや電気温水器について、メンテナンスで寿命を伸ばす方法や、メンテナンスの重要性、故障を未然に防ぐための予防策などを解説していきます。
給湯器をできるだけ長く使いたいと考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
エコキュートと電気温水器にメンテナンスの違いはある?
エコキュートと電気温水器では、お湯を沸かす仕組みが大きく異なるため、メンテナンス方法にも違いがあります。
エコキュートの場合は、空気中から取り込んだ熱を圧縮させて高温化し、その熱で水を温める仕組みです。
構造がやや複雑なため、その分メンテナンスにも手間がかかります。
一方、電気温水器の場合は機械内部の電熱線ヒーターを使って水を温める仕組みです。
エコキュートよりも単純な構造となっているため、メンテナンスも比較的簡単にできます。
とは言え、フィルターや給気口・排気口の清掃、定期点検など、両方に共通するメンテナンスもあります。
給湯器の種類にかかわらず、必要なメンテナンスは必ず行うようにしましょう。
メンテナンスで給湯器の寿命を延ばす3つのポイント
給湯器の平均寿命は、10年程度と言われていますが、メンテナンスを怠っていると平均よりも早く寿命を迎えてしまう可能性があります。
メンテナンスで給湯器の寿命をできるだけ延ばすために重要なポイントは、以下の3つです。
こまめな清掃で清潔な状態を保つ
給湯器を長く使う上で最も大切なことは、清潔な状態を保つことです。
給湯器には、お湯をつくり出すために常に水が流れていることから、使用している内にどうしても水垢やホコリなどの汚れが溜まってきてしまいます。
そのまま使用していると、給湯器の効率が下がってしまい、必要以上に負荷がかかって故障に繋がる可能性もあります。
定期的に、給湯器の内部を清掃して汚れを取り除くことで、給湯器の効率が保たれ、長寿命化につながるのです。
自己点検を行う
給湯器の寿命を延ばすためにも、定期的に自己点検を行って不具合がないかどうか確認するようにしましょう。
給湯器の外装にサビや傷がないか、水漏れや異音、異臭の有無などをチェックし、異常に気づいた時には早めに対処しましょう。
取扱説明書に記載されている交換時期もきちんと把握しておけば、故障が続くなどした時に修理すべきか交換すべきかの判断がつきやすくなります。
プロによる点検を受ける
自己点検に加えて、プロによる定期的点検も受けることをおすすめします。
特に、複雑な構造となっている部分は、無理に自分でメンテナンスしようと解体すると事故や故障につながる恐れがあるため、プロに依頼した方が安全です。
また、自己点検では気づかなかった不具合を見つけてもらえることもあります。
給湯器の寿命を伸ばすためには、何よりも不具合の早期発見・修理が大切です。
定期的なメンテナンスで得られる効果
給湯器の定期的なメンテナンスは、長寿命化につながるだけでなく、電気代が抑えられたり安全性が確保できたりと様々なメリットがあります。
ここでは、定期的なメンテナンスがどのような効果を発揮するのかご紹介します。
電気代を抑えられる
定期的なメンテナンスは、給湯器の寿命を伸ばすだけでなく、給湯器の性能を保つことにも役立ちます。
メンテナンスを怠っていると、給湯器の性能が低下して効率よくお湯を沸かせなくなり、不便になる上に余計な電気代もかかるようになってしまいます。
一方で、十分なメンテナンスを行っていれば、性能を保ったまま効率良くお湯を沸かせるので電気の消費量を最低限に抑えられます。
結果的に、長期的なコスト削減へとつながるのです。
故障を未然に防げる
給湯器は、お風呂や洗面、炊事などの様々なシーンで活躍し、私たちの生活に欠かせないものとなっています。
その給湯器が突然故障してしまった場合、お湯が使えなくなって生活にも大きな支障が出るでしょう。
給湯器の故障を未然に防ぐためにも、定期的なメンテナンスが不可欠です。
また、故障してから修理するとなると多額の費用がかかってしまいますが、普段からメンテナンスをしていれば、ちょっとした不具合にもすぐに気づくことができて軽微な修理で済むため、費用もそれほどかかりません。
安全性を確保できる
給湯器の定期的なメンテナンスは、安全性を確保する上でも重要です。
定期的なメンテナンスをしなければ、機械の故障に気付かないまま使用し続けてしまい、最悪の場合不完全燃焼から一酸化炭素が発生したり火災の原因となったりする危険性もあります。
給湯器のメンテナンスとは、清掃だけを指すのではなく、部品の修理や交換なども含めて言います。
給湯器を快適かつ安全に使用していくためにも、定期的なメンテナンスによる異常の早期発見・修理が欠かせません。
給湯器の適切なメンテナンス時期とチェックポイント
給湯器のメンテナンスは一般的に、年2~3回行うことが推奨されています。
定期メンテナンスに含まれる内容は、貯湯タンク内の清掃、ヒートポンプユニットの水抜き、給水口ストレーナーの清掃、配管清掃などです。
また、プロによる定期点検の時期はメーカーによっても異なりますが、3年に1回程度を推奨していることが多いです。
なお、使用期間が10年を超えるものについては、毎年点検を受けることが良いとされています。
自分でメンテナンスする際は、以下のチェックポイントを参考にしてください。
外装
給気口の外装にサビや変色、傷などがないか確認します。
不具合を見つけた場合は、機械内部に不具合が起きている可能性もあるため、業者に連絡し詳しく調べてもらうことをおすすめします。
給排気口
給気口と排気口が汚れている場合は、すぐに掃除しゴミや異物を取り除きます。
水漏れ
本体や配管に水漏れがないか確認します。
もし水漏れが見つかった場合は、直ちに運転を中止して業者に連絡しましょう。
異音
給湯器から異音がしないか確認します。
「ボンッ」「キーン」「ピーピー」などの異音が聞こえた場合は、すぐに運転を中止して業者に調査を依頼してください。
故障を未然に防ぐための予防策および注意点
給湯器の故障を未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスに加えて以下の点にも注意しましょう。
給湯器や排気口周辺にものを置かない
温度設定を適切に調整する
入浴剤を入れる時は追い炊きをしない
長期間使用しない時は水抜きをする
気温が低い日は凍結防止のため電源を抜かない
上記の対策を講じ、しっかりとメンテナンスを行っていれば、給湯器が急に故障するというような事態はある程度防げます。
しかし、絶対に故障しないとは限らないため、なかなかお湯にならない、水道光熱費が急に高くなった、エラーコードが表示される、といった不具合が起きるようになった場合は、早めに業者に連絡して原因を調べてもらうようにしてください。
まとめ
給湯器の寿命を伸ばすためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
メンテナンスを怠ると、給湯器の性能が低下して使い勝手が悪くなったり、余計な電気を消費したりする他、故障や事故などにつながる危険性もあります。
メンテナンスで特に重要なことは、給湯器の内部や周辺を清潔に保つことと、プロによる定期点検を受けることです。
給湯器を安全で快適に使い続けていくためにも、日々の使い方と定期的なメンテナンスに十分留意するようにしましょう。
今回はダイキンのエコキュートのラインナップや選び方についてご紹介しました。
ダイキンのエコキュートは高性能であることから人気があり、シェア率も比較的高くなっています。
給湯タイプごとに複数のモデルを用意しているので、家族の人数や設置する環境、必要な機能などを踏まえた上で我が家に合ったエコキュートを選びましょう。
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