エコキュートが凍結してしまうと、お湯が出なくなってしまいます。
雪が降る寒冷地だけではなく、そうでない地域でも冬は冷えるので凍結してしまう恐れがあります。
これから冬の時期も少しずつ近づいてきますので、より一層注意が必要です。
今回は、凍結しないようにするにはどのような対策を講じるべきなのか、万が一凍結したらどのように対処すればいいのか、といった点について解説していきましょう。

1.チェックしておくべきメーカーごとのエラーコードと連絡先

エコキュートが凍結すると、エラーが出ます。
エラーコードはメーカーによって異なるので、凍結時にはどのようなエラーコードが表示されるのか把握しておく必要があります。
また、エラーコードが出た時の連絡先も知っておくと、万が一の時に焦らずに済むでしょう。

三菱

エラーコード

C03、C19、C20、C21、C23、C26、C27、C30、103、120

問い合わせ先

三菱電機お客さま相談センター

電話番号

0120-139-365

ダイキン

エラーコード

HJ

問い合わせ先

ダイキン コンタクトセンター

電話番号

0120-881-081

東芝

エラーコード

U:27、HU:E9

問い合わせ先

東芝電気給湯機ご相談センター

電話番号

0120-1048-19

日立

エラーコード

Er24、Er15、HE22

問い合わせ先

日立グローバルライフソリューションズ 空調修理コールセンター

電話番号

0120-649-020

パナソニック

エラーコード

U22

問い合わせ先

パナソニックお客様相談センター

電話番号

0120-878-709

コロナ

エラーコード

E14、E16

問い合わせ先

コロナ/サービスセンター

電話番号

0120-919-302

2.エコキュートの配管が凍結!安全に解決する方法はある?

エコキュートの配管が凍結し、お湯が出なくなってしまうことがあります。
そのような時にできる安全な解決方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
安全に氷を溶かしたいなら、以下の方法を試してみてください。

自然に溶けるまで待つ

気温が下がりやすい朝方は、エコキュートの配管も凍結しやすい時間帯です。
夜間はどうしても気温が低くなってしまうので、凍結してしまう可能性は高くなっています。
しかし、日が昇ると気温も少しずつ上がっていくので、自然に溶けていきます。
特に何かしなくても溶けるケースが大半です。
そのため、すぐに使わなければいけないという事情がないなら、自然の溶けるのを待ってみましょう。

早く使いたいならぬるま湯をかけて氷を溶かす

曇りや雨、雪などで気温が上昇する見込みがない、すぐにシャワーを使いたいなどといった場合は、ぬるま湯をかけて氷を溶かしてください。
ぬるま湯は人肌よりも少しだけ温かいくらいの温度が最適です。
1度では溶けないので何回かに分けて掛ける必要があります。
やかんやポットを使い、ある程度お湯を準備しておくと効率的に作業できます。
エコキュートで凍結しやすい配管は、貯湯タンクとヒートポンプユニットをつなぐ部分、貯湯タンクと浴槽をつぐ部分の2ヶ所です。
これ以外の場所に一生懸命ぬるま湯をかけても改善されない可能性が高いので、その2ヶ所を中心に温めるようにしましょう。

3.エコキュートを凍結させないための予防策

エコキュートが凍結してからの対策を知るだけではなく、予防策も知っておくと役に立ちます。
具体的にどのような予防策があるのかご紹介しましょう。

お湯側の蛇口を少しだけ開けておく

簡単にできる予防策として挙げられるのが、お湯側の蛇口を少しだけ開けておくという方法です。
少しだけ水が出る状態にしておくと、配管の内部を水が流れ続けるので凍りにくくなります。
出しておく量は、1分間にコップ1杯分くらいで十分です。
水道代は一晩中水を流していても100円以下なのでそこまで大きな負担にならないでしょう。
水を垂れ流しにするのではなく、バケツなどで受け止めておくのもおすすめです。
そうすることで、洗濯機などに再利用できます。
ただし中には、水モードにできないエコキュートもあります。
そのようなタイプを使っている場合にはおすすめできない方法なので注意しましょう。
お湯を出しっぱなしにすると使いたい時にお湯が足りなくなってしまい、日中に沸かさなければいけません。
電気代も日中は高いので経済的とは言えない方法です。
それを加味した上で、エコキュートの機種を選ぶことも重要なポイントになります。

浴槽にお湯を張ったままにする

入浴したら浴槽にお湯を張ったままにするというのも、凍結対策として効果的です。
入浴したらお湯は捨てるのが一般的ですが、循環口の中心から10cm以上の位置を目安にお湯を残しておくと、凍結を防止できます。
フルオートのエコキュートを使っている場合は、外の気温が3℃以下になると風呂配管の凍結予防運転を自動で行ってくれる機種もあります。
その機能により、配管の中を水が流れ、エコキュートの凍結を防止するという仕組みです。
浴槽にお湯がないと循環口から水が出てきたり、30分おきに作動音がしたりします。
そのため、残り湯が少ししかないなどの場合はあらかじめ水を張っておくのがおすすめです。

保温材が破損していないか確認する

保温材が破損していないか確認しておくことも、凍結させないために重要なので覚えておきましょう。
本体や配管には凍結させないための保温材が付けられています。
それらは、天候などの影響で破損してしまうことも珍しくありません。
確認して破損していることがわかったら、エコキュートを購入した業者に修理を依頼しましょう。

配管に凍結防止対策する

各部位の配管に凍結防止対策を施すのも、凍結防止に役立つので試してみると良いでしょう。
給水・給湯配管や風呂配管、ヒートポンプ配管などは保温材がきちんと施されています。
劣化した場合は業者に依頼して直してもらうこともできますが、自分自身で配管凍結防止用のアイテムを設置するという方法もあります。
既存の保温材の上からさらに保温材や保護カバーを付けるのも良いでしょう。
保温材や保護カバーはホームセンターで購入できます。
凍結防止用ヒーターの活用もおすすめです。
価格は長さや機能によって変わってきますが、2万円ほどあればそれなりに性能が良いものを購入できるので、探してみてください。
エコキュートの設置場所に強く風が吹きつける場合は、脚部化粧カバーの利用がおすすめです。
脚部化粧カバーを利用すると配管に冷たい風が吹きつけることを防げるので、凍結しにくい状態を作り出せます。
それぞれのメーカーの公式通販などで購入できるので探してみてください。

寒冷地仕様のエコキュートを選択する

雪が降る地域でエコキュートを取り入れるなら、寒冷地仕様のタイプを選びましょう。
寒冷地仕様は、気温が-10℃を下回っても運転可能となっているので、凍結してしまう不安を軽減できます。
寒冷地仕様のエコキュートは、凍結防止ヒーターが内蔵されている、凍結防止用の運転機能がある、といった違いもあります。
寒い地域であれば、寒冷地仕様を選んだ方が無難だということも念頭においておきましょう。

メーカーごとの凍結対策を確認しておく

エコキュート凍結対策に関して、それぞれのメーカーがホームページや取扱説明書に記載しているケースもあります。
パナソニックの場合は、公式サイトで動画を使いながらわかりやすく解説しています。
そのほかのメーカーも、凍結防止に関する記載があるのでホームページや取扱説明書はしっかりと確認しておきましょう。
そして、メーカーが推奨している凍結防止対策を試してみてください。

エコキュートを凍結させないための予防策には、このような点が挙げられます。
まずはメーカーが推奨している方法を試してみるのも良いでしょう。
それ以外の方法がやりやすそうだと感じる場合は、できそうな対策を試してみると凍結することがなくなり、冬場も快適に過ごせる可能性が高まります。

4.まとめ

エコキュートは、気温が下がると凍結してしまう場合があります。
もし凍結すると、お湯が出なくなってしまうので不便だと感じてしまうでしょう。
そうなることを防ぐためには、凍結した時の対処法や防止するための方法を把握しておく必要があるのです。
エコキュートが凍結しないようにあらかじめ対策したいのであれば、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。

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