マンションで給湯器から溝漏れが起きている場合、どのように対応すべき分からない方はいらっしゃるのではないでしょうか。
戸建ての家とはことなり、マンションは共用部分があるため、対処に困るはずです。
しかし、給湯器からの水漏れは放置すると、水道代の高騰に繋がる可能性もあります。
今回の記事では、マンションの給湯器から水漏れした際の対処方法から、応急処置の方法、費用負担に関することまで、徹底的に解説します!
■マンションの給湯器から水漏れした時は?
1.水漏れ状況の確認
水漏れは部品の老朽化や配管の凍結などさまざまな原因で発生します。
まず、水がどこから漏れているかを確認します。
パッキン、配管などの部分から水漏れしているのか、それ以外の箇所から漏れているのかを特定しましょう。
確認したあとは、水漏れ箇所の写真や動画を撮影してください。
写真は、管理会社や大家さんを通じて確認する場合などにご利用することがあります。
2.管理会社へ連絡する
水漏れの場所を特定したら、最初のステップは不動産の管理者または家主に連絡することです。
共用部分の配管などの修理が必要になる場合があるため、まずは不動産の管理会社に必ず確認を取りましょう。
3.応急処置を行う
管理会社または大家さんに連絡した後は、水漏れを一時的に止めるために応急処置を行います。
応急処置の方法は後ほど説明します。
4.交換をしてもらう
管理会社や大家さんから連絡があり次第、その指示に従います。
賃貸物件の場合、管理会社や家主が直接依頼することが多いです。
自分で手配するように指示された場合は、給湯器専門業者に連絡して依頼してください。
価格が安すぎたり高すぎたり、価格について正確な情報を提供できない場合は、悪徳業者である可能性があるので注意してください。
■マンションで給湯器から水漏れした時の応急処置
・ガス栓近くのボールバルブを停める
ガス給湯器の場合はボールバルブを止めれば水漏れは止まります。
水漏れの被害を防ぐには、エコキュートのそばにある止水栓を閉めることが大切です。
ハンドル付きの止水栓の場合は、ハンドルを回して閉めることができます。
レバータイプの場合はレバーを給水管に対して垂直になる様に閉めてください。
仮に、止水栓が見つからない場合は、元栓を閉めてください。
止水栓または元栓を閉めたら、蛇口をひねって本当に水が止まるか確認してください。
水が出ない場合はしっかりと密閉されている証拠です。
・給湯器の電源を切る
水漏れが発生した場合に電源を入れたままにすると、漏電の危険があります。
リモコンで電源を切るか、電源コードを抜いてみてください。
電源の切り方がわからない場合は、ブレーカーを落としてください。
給湯器は独立した電源を備えているため、他の電源や機械が停止する心配がありません。
他のサーキットブレーカーが落ちないように注意してください。
■マンションで給湯器が故障した時の費用負担は?
・分譲マンションの場合
分譲マンションの場合、水漏れの修繕費用は自己負担となります。
なぜなら、マンションを購入すると専有面積の設備も手に入るからです。
そのため、民間で設置されている給湯器の修理費用は自己負担となります。
ただし、配管は共通部品として扱います。
ガスケットなどの部品からの水漏れが特定できたとしても、配管が正常に機能していない可能性もあります。
給湯器から水漏れが発生した場合、初めに不動産管理者または家主に連絡する必要があります。
給湯器の形式はそれぞれのマンションで違いますので、管理会社に確認しましょう。
・賃貸マンションの場合
賃貸アパートの場合、管理会社や家主が費用を負担するのが一般的です。
給湯器は設備の一部として扱われるため、料金を支払う必要はありません。
ただし、借主に過失がある場合には、借主が責任を負うことになります。
・不具合があったにもかかわらず修理を行わず、水漏れが発生した。
・凍結防止対策を講じていなかったため、配管が破裂した。
というような場合です。
また、入居者に過失がない場合でも費用を負担しなければならないケースもあります。
契約により専有部分の設備費が有料と定められている場合は、お客様ご自身でご負担いただくことになります。
給湯器は専有部分に設置されることが多いため、この契約の内容が適用されます。
■まとめ
今回はマンションの給湯器から水漏れが起きた場合の対処法や応急処置について解説しました。
アパートで水漏れが発生した場合は、必ず管理会社や家主に連絡し、指示を待ちましょう。
指示を待っている間は、応急処置を行って被害を最小限に抑えることが重要です。
費用はマンションや賃貸マンションによって異なりますので注意してください。