エコキュートを使用しているときに、「お湯がぬるい」「お湯が温まるのが遅くなった」というお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
実は、お湯が温まりにくい原因はいくつかあります!
この記事では、お湯がぬるくなってしまう原因とその対処方法をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
■お湯がぬるい原因
お湯がぬるいと感じられる原因としては、下記の7つが考えられます。
後ほどそれぞれに原因について詳しく解説しますので、ご自身のことについて当てはまることはないかチェックしてみてください!
1.複数個所でお湯を使用している。
2.水栓の設定温度が低すぎる。
3.タンクに入っている湯量が少ない状態で使用している。
4.タンク内の設定温度が低すぎる。
5.水栓が経年によって劣化している。
6.(冬期)配管が凍結している。
7.エコキュートの故障。
1.複数個所でお湯を使用している。
エコキュートのお湯がぬるい原因の1つ目は、複数の場所でお湯を使用していることが考えられます。
キッチンや浴室など複数の場所で同時にお湯を使う場合、水温が上がりにくくなります。
また、使用している箇所が多いほど、水圧も低くなる傾向にあります。
水温が低い場合や水圧が弱い場合は、まず複数箇所でお湯を使用していないか確認してください。
2.水栓の設定温度が低すぎる。
二つ目の原因としては、水栓の温度が低く設定されているために、お湯の温度も低くなっていることも考えられます。
シャワー水栓の場合、水栓の設定温度が低すぎるとお湯がぬるくなります。
多くの水栓はノブを押して回さないと40度以上に調整できません。
水栓の温度設定はシンプルなので見落としがちですので、チェックする習慣をつけることをオススメします。
3.タンクに入っている湯量が少ない状態で使用している。
3つ目の原因としては、タンク内のお湯の量が足りないことも考えられます。
エコキュートのタンク内のお湯は、使用するにつれて減少し、冷めやすくなります。
特に、タンクにためてから時間が経過して少なくなったお湯は冷めやすいので注意が必要です。
タンクにお湯が入っても温度が上がらない場合は、さらに沸かし直す必要があります。
4.タンク内の設定温度が低すぎる。
5.水栓が経年によって劣化している。
エコキュートのお湯がぬるいもう5つ目の原因は、水栓の経年劣化が考えられます。
例えば、お風呂場の水がぬるま湯しか出ない場合は、シャワーや浴室の水栓が故障している可能性が高くなります。
一部の場所でのみお湯がぬるい場合は、水栓や水栓が経年劣化していると考えたほうが良いでしょう。
特に同じ水栓を5年以上など長期間使用していると故障する可能性が高くなります。
水栓が経年劣化していると判断したら、他の箇所も併せて劣化していないかを調査しましょう。
6.(冬期)配管が凍結している。
6つ目の原因としては、冬場は水道管が凍結するため、お湯がぬるくなる場合があります。
冬場は外気温が低いため配管が凍結しやすく、お湯の加熱・冷却が困難になります。
そのため、設定温度よりも低い温度のお湯しか出なかったり、お湯が出るまでに時間がかかったりする可能性があります。
特にエコキュートから浴室までの距離が離れていて配管が長い場合は凍結しやすいです。
凍結によりお湯が全く出なくなるケースもありますので、注意が必要です。
また、温度を高く設定するほかにも、夜にお湯を張ったままにしたり、水栓から少量のお水を出し続けたりというような凍結防止対策を行ってください。
7.エコキュートの故障。
7つ目の原因はエコキュートの機器の故障の可能性もあります。
エコキュートの寿命は10年程度なので、長期使用しているとお湯と水を混合するバルブなどの部品が故障し、温度調整が困難になることがあります。
このようにエコキュート本体が故障すると、お風呂場だけでなく洗面台等その他の水栓でも水がぬるくなることがよくあります。
前述の通り、一か所だけお湯がぬるいというような場合は、その部分故障が疑われます。
しかし、家全体のお湯がぬるい場合は、エコキュート自体の故障を疑った方が良いでしょう。
エコキュートの故障が考えられる場合は、自分で直すのは難しいため、専門業者に点検・修理を依頼してください。
■エコキュートがぬるい時の対処法
1.お湯がぬるい箇所を確認する。
まずは、お湯のぬるくなっている箇所を特定することで、原因を探ることが大切です。
良くある確認できる箇所と原因は下記の通りです。
・浴室のシャワーまたは水栓から出るお湯がぬるい。
→ シャワーヘッドまたは水栓に異常がある、または水栓の温度設定が低い。
・洗面所またはキッチンから出るお湯がぬるい。
→ 洗面所またはキッチンの水栓に問題がある可能性が高い。
・複数箇所でお湯がぬるい。+水圧が弱い。
→ 複数箇所で同時にお湯を使用している。
・家全体のお湯がぬるい。
→配管凍結またはエコキュート自体の故障。
前述したように、お湯がぬるい場所やぬるい場所の数によって原因は異なります。
適切なメンテナンスを行うためにも、お湯がぬるい箇所とその数を確認することで、原因を特定しましょう。
2.設定温度を高くする。
2つ目の対処法としては、温度設定を高めてみるということもできます。
前述の通り、お湯がぬるい原因として、そもそも設定温度が低いということも考えられます。
エコキュートリモコン側と水栓側の温度設定を確認し、低温設定となっている場合は、温度を上げてみましょう。
季節やエコキュートの状態によっては、エコキュートの温度が設定温度以下になる場合があります。
このような場合は、温度を少し高めに設定しましょう。
設定温度を変更してもお湯がぬるい場合は、エコキュートで再度お湯を沸かし温度を調整します。
それでも水がぬるい場合は、水栓やエコキュート自体が故障している可能性が高いです。
3.専門業者に点検・修理を依頼する。
上記二つの対処法でもお湯がぬるいままの場合、エコキュートが故障している可能性が高いです。
水栓やエコキュートが故障している場合、専門業者による点検・修理が必要です。
状況に応じて、依頼すべき会社が異なりますので注意しましょう。
・バスルームやキッチンなどの特定の場所でお湯がぬるい。
→水栓が正常に動作していない可能性が高いので、水道業者に依頼する。
・家全体のお湯がぬるい。
→エコキュートの故障の可能性が高いので、メーカーまたは給湯器交換専門業者に依頼する。
■まとめ
今回はエコキュートのお湯がぬるい場合の原因と対処法についてみてきました。
お湯がぬるい原因としては、温度設定や水栓・水栓のトラブル、エコキュート自体が故障している可能性があります。
お湯がぬるい場合は、原因となる箇所を特定し、それぞれに応じた対処を行いましょう。
お湯がぬるくなる原因がわからない場合や、エコキュート本体の故障が疑われる場合は、交換の時期かもしれませんので、是非エコキュート交換専門店であるチカラもち群馬店にご相談ください!